中折れハットは男性・女性を問わず、魅力的に見せてくれる装飾品です。また、冬の寒さや夏の強烈な日差しから、頭を守ってくれる役目も果たします。中折れハットの素材によって、お手入れ方法も違います。日常的なお手入れでは、街を歩けばホコリはどうしても避けられません。ホコリは付いたままにしておくと、風合いや品質の劣化を早めて仕舞う原因となります。ですので、中折れハットを使った後には必ず、やわらかい馬の毛のブラシなどで毛の流れに逆らわないように、そっとブラッシングをします。ホコリや汚れを取るとき、フェルト帽の場合には毛が時計と反対周りに流れているので、上から見て反時計周りにブラシを掛けて下さい。中折れハットのパナマハットやストローハットの場合、汚れは固く絞ったタオルで軽く叩くように拭きます。

フェルト素材のお手入れのポイントは

フェルト素材の帽子を被った後に、汗や汚れを放っておくと虫食いやシミの原因になります。予めスベリ(帽子の内側の淵の部分)に布や汗を吸い取るテープを貼り付けておくことも、汚れを防ぐ方法です。この汗を取るテープは、こまめに取り替えるようにしてください。もちろん、帽子を被った後は、このスベリ部分を固く絞った濡れタオルで汗を拭き、良く乾かします。ホコリの場合はブラシを使って取り除き、簡単だからと間違っても粘着テープを使わないようにしてください。このテープでは表面のホコリは取れますが、奥に入り込んでしまったものは取れないばかりか、ベタベタした成分が帽子に移ってしまい、ホコリをかえって吸い寄せて仕舞う可能性があるのです。面倒と思っても大切な帽子なので、ブラシを掛けるようにしましょう。

ブラッシングだけでは取れない汚れは

帽子に汚れが付いてしまったら、表面の軽いものならブラシで落とすか、服用の消しゴムを使ってなでるように軽く擦ります。それでも落ちない汚れの場合、固く絞った濡れタオルで、トントンと叩くように丁寧に拭き取ります。その後で、乾いた布を使い、余分な水分を残さないように拭いて、帽子の形を整えます。最後に風が通る場所に陰干しをして、しっかりと乾かします。フェルトハットは水に弱いので、汚れた部分以外は濡れない様に注意してください。また、陰干しするときには痕がついて仕舞うので、絶対に洗濯バサミを使わないことです。干すのならば、タオルを干す台やタオルを敷いた大きなザルなどに置くことがお勧めです。雨で濡れてしまったなら、型崩れの原因になりますのですぐに乾いたタオルで、表面を優しく押さえるようにして水分を吸い取りましょう。